Zoom勉強会③:ADHDの子どもへの対応方法
こんにちは!E-Communityの西澤です。
こちらは、「Zoom勉強会②:ADHD, ASD, SLDって?」の続きとなっています!
前回、ADHD, ASD, SLDのそれぞれの特徴についてお話ししました。
今回は、ADHDの子どもへの対応方法について共有します!
まず初めに、ADHD児への対応を行う上で
絶対にやってはいけない「鉄の掟」があります。
それは...「二次障害を引き起こす」ことです。
ここで言う二次障害とは、「反抗挑戦性障害」「抑うつ」などのことです。
対応方法を誤れば、状況をより悪化させてしまいます。
ADHD児への対応方法は2種類あります。
①人的環境調整
②薬物療法
①人的環境調整
人(教師)による対応方法です。
大切なことは、「まずは褒める!とにかく褒める‼」「成功体験を積ませる!」です。
これらが対応方法の根底にあります!
では、それぞれの特徴に応じた対応を見ていきましょう!
〇不注意症状への対応
・穏やかな声で話す。
・分かりやすく、端的に指示する。一時一事
〇衝動性・多動性症状への対応
・ノルアドレナリン対応(プレッシャーをかける)
例)時間(回数)を制限する、指名する、そばに行く、など
・ドーパミン対応(楽しませる)
例)動かす、挑戦させる、目的をもたせる、など
・セロトニン対応(安心させる)
例)見つめる、ほほえむ、話しかける、ふれる、ほめる、など
②薬物療法
ドーパミン系やノルアドレナリン系神経機能の活性化を行います。
①コンサータ(即効性・約12時間持続)
②ストラテラ(効き始めるまでに最低2~4週間・終日持続)
③インチュニブ(効き始めるまでに1~2週間・終日持続)
「褒める!」「成功体験を積ませる!」ことをベースに
①人的環境調整 ②薬物療法についてお話をしました。
現在、薬物療法を行っている児童の数は多く見られます。
私としても、子どものためになるのならよい方法だと思っています。
ですが、薬物はあくまで補助手段です。
大切なのは、教師による子どもへの直接的な関わり・対応ではないでしょうか?
子どものために、教師自身が学び続けましょう!
次回は、ASD児への対応方法について共有したいと思います。
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